NAVIGO紛失&再発行

パリで生活する際、旅行の際にも欠かすことのできないメトロ、バスなどの公共交通機関に使えるカード。日本でもおなじみの改札でタッチすると通れる便利なICカード。

居住者だけでなく旅行者も利用できるもの(Navigo Decouverte)もあります。

旅行者用は、各駅窓口か発券機で即購入できます。名前を書き込む欄があるので、名前を記入し、自分で用意した写真(2.5× 3.5)をカードに張り付けるだけ。

居住者用はメトロ各駅の窓口にある申込用紙に記入後、写真を添付して郵送すると、2~3週間後に自宅にカードが郵送で届きます(無料)。

居住者用のカードのいいところは、データが記録されているので、紛失した際手数料を支払えば即時発行してもらえるということ。

幸いかれこれ4年近く紛失することもなく、この利点の良さを実感することもなかったのに、遂に!、、、紛失してしまいました。

そもそも電車、バス乗り放題だけでなく、自転車の乗り放題もNAVIGOにチャージしており、気分によりメトロを使ったり、自転車に乗ったりと、かなりの頻度でNAVIGOを使用していた。イコール、失くしてしまうのはかなりの痛手。しかも自転車に至っては1年契約をしており、来年の5月までの分が残っている状態。

紛失に気づいたのは自転車に乗って家に帰ってから。
自転車に乗るときNAVIGOを使い、しっかりバッグに入れたから、何故なくなるのか全くわからない状況だけれど、どんなに探しても出てこなかったから、すっぱり諦めた。

事前にネットで再発行のことを調べると、紛失してしまった人は数多くいて、さらに、どの人も再発行のスムーズさがフランスらしからぬと驚き&喜びのコメントを綴っていた。

なので、特に不安になることもなく、むしろ、どれだけスムーズなのかワクワクしながら翌日最寄りの駅へ。

どの駅でも手続きしてくれるという記事があったけれど、うちの最寄り駅では、この手続きなら2つ向こうの駅でやっていると案内された。案内された駅では、明らかに朝なのにすでに疲れている恰幅のいいアフリカ系の女性の係員さんがいて、事情を話すと、見るからに面倒くさそうに重い腰を上げ、地上から地下の案内所へ移動。
すぐ近く、10Mくらいの移動距離なんだけど、どうやらいつも閉めているその案内所を開けるのが億劫だということで、客の私に?いや、むしろ独り言?ぶつぶつと小言をもらしながらの移動。フランスっぽさに笑える。
そして、案内所に入り、機械をさささっと操作したらすぐに新しいNAVIGOの出来上がり。
滞在許可証を提示しただけで、ほかに何の確認もされず、拍子抜けするくらいいとも簡単に出来上がり。再発行手数料は、現金は受け付けないとのことでカードで支払い(8€)

手続きをしてくれたおばちゃんの心配がどうやら的中で、その一瞬の操作の間に、私の後ろに並ぶ人の列ができていた('Д')

そして、おばちゃんは再び小言。ほら、だから開けたくなかったのよ、こうなるから!
と言って、私の後ろに並ぶ人達には、ここは通常閉めててもう閉めるから、と早々に案内所を閉める。その様子がコミカルついついクスっと笑ってしまったら、笑い事じゃないわよ!とまあまあ真剣に苛立っているおばちゃん。 

とはいっても、きちんと並んでいた人達の対応をこなしているあたり、おばちゃんの人の良さが出ている。

お礼を言ってその場を早々に後にし、早速改札を通ってみると問題なく通過。

そのまま買い物へ行き、帰ってきてから自転車の方はちゃんと乗れるのかと確かめてみたら、通常緑のランプが点いて使用できるのに、赤いランプと長いピーーーという警告音が鳴り使用できず!

予想はついていたけれど、やはり、メトロ、バスと自転車は、管理が別だったようです。

家に帰り、ネットで自転車(Vélib)の会員ページを開くと、こういう時用に、新しいカードで登録しなおすという選択肢が用意されており、もともと登録していた自分のメール宛にあたらしい番号が送られてきて、それを最寄りのVélibステーションの機械に登録するだけで手続き完了。なんという手軽さ!

ということで、カード紛失に気付いた翌日には、元通りの機能を持ったNAVIGOを手にすることができました(^^)/ 素晴らしい♪


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チーズ研究家・Chiee(ちぃ)のチーズとフランス生活のあれこれ。

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