巷でいろんな情報(噂?)があふれ、複数のサイトをチェックしてみたら、見事に意見の分かれる場合も多く、結局、どのチーズの皮は食べてよくて、どのチーズは食べてはいけないのか?混乱してしまう方もいらっしゃると思います。
すでにあるルールに従うと間違いなく美味しく食べられるだろうし、ルールを知りたい!と私自身も思っていました。
そして、フランスに来てそのルールを知り、そのシンプルさに深く納得。
そのシンプルで美しいルールとは、、、、
"食べて美味しければそれでOK!"
、、、逆に難しいですか?
例えば、カマンベールは、日本では普通に皮ごと食べるのがほとんどですが、本場フランス人は皮を除いて食べる人がほとんど、、、といったようなことも日本で聞いていて、実際はどうなんだろうな~と思っていました。
これも単純。
カマンベールの白カビは、もちろん体に害を与えない菌で熟成を促し旨味と関係している。
なので、一緒に食べるのは全く問題なし!
ただし、カビが分厚かったり、クセが強かったり、苦み、刺激がある場合は、美味しくないので食べない。
基本、カマンベールや、表面をアルコールや塩水で洗ってしあげているウォッシュタイプといわれるエポワスやマンステールなど、皮の部分に独特の風味を含んでいるので、一緒に味わったほうがそのチーズの良さを味わえます。
ただし、その風味が苦手は場合は全く無理する必要はありません。
中身だけ味わいましょう。
シェーブル(山羊のチーズ)も、皮も旨味の一つなので、カビでびっしり覆われているものでも、逆に、そのカビがいい味を出している場合がほとんど。皮と一緒に食べましょう。
どうしても、見た目的に無理、実際味わって無理と思うときは、無理する必要はありません。
こんな感じで、自分の味覚で判断する、というのが基本の姿勢となり皮が柔らかい場合は、基本どれでも食べて問題ありません。少し固めのセミハードのサンネクテールなども、皮付きのほうが断然美味しいので、そのままお召し上がりいただくのをおすすめします。
味覚の基準以外にも基準があり、もちろん皮の食べられないチーズも存在します。
表面をワックスコーティングしてあるもの。(ゴーダ・エダムなど)
ミモレットなど、岩みたいにごつごつしているもの(粉ダニがいます)。
その他、コンテ、ボーフォールなども長期熟成のチーズは熟成が長くなれば、
ミモレットと同じ粉ダニが皮に発生します。その場合は必ず皮を取りましょう。
ワックスのように素材的に食べられないものはわかりやすいですね。
長期熟成のチーズの皮は硬くて、おいしくないです。チーズを守る包装の素材となってます。
これ、食べていいのかな?と迷ったら、まず食べてみてください(^^)/
食べて美味しいか美味しくないかで判断してもらうのが一番です。
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