チーズの王国・フランス。
そのフランスの農家で、簡単にチーズ作りに携わる体験ができる裏ワザがあります。
WWOOFという制度を利用するという方法。
" WWOOF [ウーフ] とは? 「食事・宿泊場所」と「力」を交換するしくみです。 自分が持っているものをあげ、持っていないものをもらう、というとてもシンプルなしくみです。その関係に、お金のやりとりは一切ありません。 「食事・宿泊場所」を提供する側をホストといい、「力」を提供する側をウーファーといいます。 単なる交換ではなく、WWOOFではホストとウーファーとの温かなコミュニケーションを大切にしています。
World Wide Opportunities on Organic Farms「世界に広がる有機農場での機会」の頭文字。 WWOOFは、有機農場を核とするホストと、そこで手伝いたい・学びたいと思っている人とを繋いでいます。"
(WWOOF JAPANより引用)
1971年イギリスで芽生え、オーストラリア、ニュージーランドで発展。現在は、世界50か国以上にWWOOF事務局が設置されているとのこと。
有機農場が主なので、こちらができる仕事の選択肢も多岐にわたります。
(ワイン作りの為のぶどう摘みや、野菜栽培、果樹園、養蜂場のお手伝いなどなど、、、)
私自身はこの制度の存在はうっすらと知っていましたが、チーズ作りまで選択肢にあるとは知らず、そのことを先に体験した友人に教えてもらったときには、"フランスでチーズ作りの体験をしたい"と思っていたので、それが無料で実現できる可能性を知り嬉しかったのと同時に、敷居が高い気がしていました。
大きな理由は、二つ。
①長い休みがないと利用できないのではないか?という思いと ②フランス語がよくわからない。状態だったので。
結局、実行したのは、渡仏後1年半経ってからになりました。
たまたま2週間の休暇を急に与えられることになり、その時間を有効に使いたいと思ったのがきっかけです。
問題の、高かった敷居はどうだったかというと、
①私が実際利用したのは、このときは8日間、2度目は12日間。この期間を長いととるか短いと取るかは個人差があると思いますが、私の中のイメージで、最低でも1カ月滞在しなければいけないという思い込みがあったので、そこから比べると、各段に短い期間で気軽に利用できた!という印象を持ちました。
(確かに問い合わせすると、最低1カ月というところもありましたが、逆に週末だけ受け入れというようなところもあるようです。なので、休みが長く取れない場合も希望をすてず、いろいろ問い合わせをしてみるといいと思います。時期にもよりますが、かなりの確率で受け入れ先は見つかると思います。ちなみに私の場合は、出発する4日前に入会して探すというとんでもないギリギリ具合でしたが、無事に見つけることができました。)
②は、申し込んだ時点では、WWOOF入会の申し込み、問い合わせ、簡単な受け答えなどできるフランス語力はあったので大丈夫でした。逆に簡単な受け答えができない状態だと不安かなとも思います。ただ、英語でやりとりできる農家さんも少なくないので、フランス語がよくわからなくても、英語がある程度わかれば、問題ないと思います。
WWOOFへの入会申し込み、農家さんとのやりとりなど、少しだけ労力はいりますが、それをクリアすると、現地へ行く往復の交通費で、貴重なチーズ作りの体験ができるという夢のような制度です。
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