チーズの仕上がりに多大な影響を与える《熟成》
温度、湿度、手入れの頻度や方法によって、全く違う結果がでてくる。
ということは、頭でわかっていても、実際は、すでにその製品ごとに適した方法が確立されているから、適した環境以外だとどういった結果になるのか?
適した環境も、ほんとうにそれが一番なのか?他にもいろんな可能性もあると思うし、ある程度の数のチーズをいろんな熟成法を実際に試してみたい、と常々思っていた。
そんな時に行われた《熟成》の授業。
9種類のチーズを用意し、温度は4度、9度、12度
それを、わらの上に置く、ラップて密封、油漬け、赤ワイン漬けにするという様々なパターンに分けての実験。
とっても興味深い実験だったけれど、時間が限られているので、準備してから、その後は、約1カ月後に結果を見るだけという少しシンプルすぎるものだった。
しかも、保管の途中冷蔵庫の不具合により、いくつか用意しなおしたものもあったり、、、
ハプニングを挟みながら迎えた試食当日
もう、かなりわかりやすく違う見た目に変化してます!
思っていた以上に違いが出ていました。
白カビチーズのヌーシャテルも明らかな色の差があるとともに、もちろん味も全く違っています。
カマンベール・ド・ノルマンディ
写真のものは、見た目通りの、過熟特有のアンモニア臭だったり、あとに残るピリッとした辛味だったりもある。
チーズによってピリ辛感がそのチーズの特徴とされているものがあったりするし、個人的には、ちょっとしたおつまみに少量こういったクセが強すぎるものも美味しいと思っている。
あとは、ワインに漬けていたハードチーズなどは、しっかり風味が馴染んでいてかなりおいしくなっていた。
今回の実験で、やっぱり熟成っておもしろい!!と思えたのと同時に、ちょっと不完全燃焼感。
やはり、奥が深いな~と余計に熟成についてもっと知りたいという気持ちがつのる、、、!
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