世界の三大青かびチーズの一つで、その人気から模倣品が多く出回ったため、
チーズでは一番初め(1925年)に製品を守るための細かな規定が定められた。
昔より歴代王に愛され、現在も不動の人気を誇る青かび。
原料は、無殺菌の羊乳100%
品種は、Lacaune(ラコンヌ)
日本人のイメージするであろう羊よりシュッとしていて首長、スマートな羊。
フランス南部ミディ=ピレネー地域圏アヴェロン県のロックフォール=シュル=スールゾン村の地下に広がる洞窟で採取される青かびを使用し、その洞窟内で最低90日間の熟成が義務づけられている。
そうでない場合ロックフォールと名乗ることができない。
元々の起源が、言い伝えでは、昔々、羊飼いの青年が放牧中にステキな女性を見つけ、食べていた
カイエ(チーズの素のような豆腐みたいなもの)付パンを洞窟に放置し、女性を追いかけていき、その後帰ってくると(一体どれほどの時間がたったのか、、、?)カイエ付きパンは
ロックフォールの原型となる青かびつきの物体に変わっていたというもの。
そして、その洞窟というのが、コンバルー山というところにあり、いうなれば自然が作り上げた換気システムが完璧なカーブ!
以下、FROMSGES DE FRANCEという本より抜粋した図をみていただければわかりやすいですが、図に描いてあるFleurines(フルリンヌ)という天然の空気孔と自然な風の動きから、洞窟内の空気が循環し、温度は8~10度、湿度は90%に保たれている。
そして、このロックフォールの洞窟は、見学可能です。
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