WWOOFでチーズ作り体験③ 

土曜日だけ特別で7時起き(Anneは2時頃から起きて働き始めるらしい)で、車で一時間のBourgesという町のマルシェにチーズを売りに行く。 

前日は、マルシェ用に、フレッシュシェーブルの間にジャムを挟みこんだり、まわりに乾燥ニンニクつけたり、ハーブつけたり、普段は作らない特別バージョンを仕込む。

そして、ヨーグルトも手作り。私の棟にある冷蔵庫型のヨーグルト製造機?にて加熱される牛乳。

さらに、バターも手作り。もう元になるネタはすでに作られてあったので、型にはめ込むだけの作業だったけれど、いかにも手作りならではの素朴さで、きっと間違いなくおいしいんだろう

(そういえば食べてないっ( ゚Д゚)    

シェーブルのまわりにニンニクをまぶしたものは、ニンニクの独特の風味で新鮮なシェーブル特有の酸味がやわらげられていておいしい。一口食べると、二口、、、、三口と止まらなくなり、あまりの勢いで食べるので、Anneに驚かれるほどでした、、、!


さて、当日のマルシェ。

想像していたよりも大きくて多種多様なものが揃う活気あふれるマルシェ。

Anneは、ほんとうに周りの皆から愛されていて、マルシェでも、周囲のお店の出店している人はもちろん、常連客も、Anneに会うのを楽しみに来ている。

なので、Anneがトイレ休憩でいないときにきたお客さんは、会えないのが残念、と口々に言っていたし、お客さんから”友人”になっている人も多くて、その中の一人の女性は、離婚して、一人で農場を切り盛りしている忙しいアンの為に、すぐに食べられるように調理したおかずをジップロックのようなものに小分けにして、一週間分毎回用意してくれたり、ほかにも、マルシェの片付けを一手に引き受けてくれる男性がいたり!(そしてみんな離婚してシングルっている共通点もある)

 Anneのところに滞在している日本人ということで、私にもいろいろ親切にしてくれ、と~っても居心地のいい空間。Anneのおかげで私まですっかり恩恵を受けました。

当時は、全くチーズの販売をフランスで経験したこともなく、販売した時に包む方法やお金の受け渡しとかももちろん習ったこともなく、でもそんな私ひとりに任せてAnneが休憩に出た20分くらいの間にも、ほんとうに続々と常連さんがやってきた。しかも、こちらのお客様は、ほとんど迷いなく、アレとコレとソレと、、、と指定してくるから、販売はスピード勝負的なとろこがあるんだけど、チーズの名前も知らなければ値段も知らない状態だったから、常連さんが逆に教えてくれるというおもしろい状態になって、まあほんわかした売り場になってました。

そんな、心温まるすべての経験含めてめちゃくちゃ楽しかった。

常連さんが集まって話してる図にカメラを向けると、ポーズとってくれました(^^)/


またまた別の常連さんも、太極拳?のポーズとってくてました。(おそ松くんのポーズ?!)

販売終わったあとは、近くのカフェでお友達とともに私も含めしばしおしゃべり。

あとは、取引のあるBIOのお店にチーズを卸しにいくのを手伝ったり、靴を買いに行くから付き合ってほしいと言われ帰り道で寄ったり、食糧も仕入れたり、、、。

すっかりAnneの日常に一部に招き入れてもらっていて、そんな贅沢な経験ができているラッキーに感謝しきりな8日間でした。




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チーズ研究家・Chiee(ちぃ)のチーズとフランス生活のあれこれ。

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