サヴォワ地方で作られるもっちもちした食感のミルキィーなチーズ。
1958年 AOC
中世、牛乳にかかる税を減らすため、農民は、役人が来た際に乳を完全に
搾り切らず、役人が去ってから再度絞ったミルクでチーズを作ったことから、
地方の言葉で、再び絞るという意味の《re-blocher》から、reblochonという
名前になった。
二回目の搾乳は、多量に出ないけれど、乳質がクリーム分豊かなので、
チーズ造りに向いているという利点もある。
皮は、すべすべしており黄色からオレンジがかったような色をしている。
中は柔らかくもっちりしている。
《La tartiflette》というサヴォワ地方の郷土料理であるジャガイモのグラタンに
用いられることでも有名。
ケシのパンと干しブドウのパンと相性が良い。
農家製は、緑のカゼイン(タンパク質の一種)、工場制は、赤のカゼインが
ついている。
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