フランスの宿泊先も、いろんなタイプのものが存在します。
ホテル、ユースホステル、アパート、貸別荘など。
今回は、民家の一室を借りるChambre d'hôte(シャンブルドット)という
いわゆる民宿タイプに宿泊。
そして、今回のおすすめは、ずばり、この宿!
おすすめ②となっているけれど、紹介の順番的に②になっているだけで、
この旅一番のおすすめはこちらの宿。
(むしろ、もったいなくて(^-^ あまり人に教えたくないくらいの宿)
通常朝食付きのこのタイプ、バスタブなどもついている広いお部屋で
一人40€。朝食がものすごく素晴らしいと評判のお宿。お庭も広い!
≪食≫に興味があるので、いつでも、美味しいものを食べたいと思っている。
なので、いつも目的地でのレストランを調べ上げ、ココ!と決めたところに向かうのが
自分の中での常だった。
何年も前の北海道旅行の際に何も決めず飛び込んだラーメン屋がとても残念だったことが
あり、それ以降特に調べるのがクセになっている。
なので、そんな≪食≫への執着がある私は、今回宿の主人であるマダムが、夕食を宿で食べる
ことを提案してくれた際には、正直、気持が乗らなかった。
なぜなら、口コミで評判なのは朝食だけで晩御飯に関してのコメントはおろか、写真もない状態
だったから。しかも、夕食の料金が40€って、そこそこいい値段。
それだったら、周囲にもっと料金も控えめで美味しいレストランがあるのではないか?と思って。
、、、結局調べてみてもめぼしいところは見つからず、宿でゆっくり夕食をいただくのも
優雅でいいんじゃない?ということになった。
結果、この決断が大正解!
まずテーブルセッティングが美しい。緑系の色で統一されていて、ロウソクも、濃淡あるけど
すべて緑!
最初は、バイ貝のオリーブオイル炒めと、サバのリエットのタルティーヌが用意してあり
それに合うというワインとともに頂く。
その後、野菜のポタージュ⇒メインのタラに入る前には、ワインを魚料理に合うものに
変えてくれ、⇒土地のチーズ(カマンベール、ヌーシャテル、ともう一種類は、麻の種が
入っている珍しいチーズ)⇒庭で取れたフランボワーズを使ったタルト⇒食後のコーヒー
というフルコースで、提供してくれる際には、しっかりその料理の説明もしてくれる。
最初のリエットは、何のリエットでしょうか?というクイズを出してくれたり、
チーズの時には、ヌーシャテル(白カビハート形のチーズ)の形の由来、とか、切り方とかも
しっかり教えてくれた。
一皿一皿にしっかり手間ひまかかっているのが伝わってくるし、とにかくおいしい。
すべての素材が活かされている。
マダムの宿をするまでの経歴や、現在副業でしている音と色を使ったセラピーの話とか、
いろんな興味深い話をしてくれたのもすごくよかった。
ゆっくり、ゆったりの食事で、食事が終わったのは真夜中すぎ、、、♪
結局、夕食のお代は、食事が終わってから飲み物を含めて計算され、合計で40€でした。
ワインもボトル2本空けたのに、、あんなに贅沢な気分を味わわせていただきこの料金設定
は物凄く良心的!
翌朝、マダムは残念ながら用事があり不在だったので、マダムの代わりの人が来て朝食を用意してくれていたんだけど、噂どおりの、いや噂以上、想像をはるかに上回るすばらしいもの。
手作りジュース、ジャム、ヨーグルト、、、庭で育ったフルーツ、ハーブをふんだんに使った
体の細胞が喜ぶヘルシーなものばかり!
しかも、宿には私達以外の宿泊客はおらず、何時に出て行ってもいいと言われていたので、
その言葉通り、ゆっくりさせてもらいました。
朝食後、周辺を少し散歩し、バスタブにゆっくり浸かってのお風呂タイムを満喫し、
トランプをして存分に遊び、13時頃まで滞在。
とても豊かな時間を過ごせる素敵な宿とマダムでした。
≪Maison d'hôtes Arch'Angels Home≫
Adresse; 1 Pl. Pierre Desceliers, 76880 Arques-la-Bataille
TEL; 06 62 68 27 87
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